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この記事は、2024年8月29日に配信した『ミーティングで意見が対立したらどうする?|心理的安全性を保ちながら解決する4つの方法』を記事化したものです。
会議で意見が割れたとき、あなたはどうしていますか?
- 声の大きな人が押し切る
- 少数派は何も言わず従う
- とりあえず、多数決で決める…
そんな光景、あなたの職場でも見覚えはありませんか?
けれど本当に求められるのは、「納得して前に進めるミーティング」です。
対立は、チームにとって“チャンス”かもしれない
対立は悪いことではありません。
むしろ、違う視点があるからこそ、より良い選択ができるチャンスになります。
ただし、それを活かすには「どう対話するか」が重要です。
よくある“もったいない”パターン
- 声の大きな人が一方的に進める(競争型)
- 周りが「まぁいいか」で黙る(受容型・回避型)
- 多数決でサクッと決める(妥協型)
これでは本当の課題も、価値ある意見も埋もれてしまいます。
ベストは「協調型」|お互いを理解し合って進む対話
意見が対立したときこそ、「協調型」の話し合いを目指しましょう。
協調型の4ステップ
- お互いの意見の「背景」「理由」を深掘る。
→ なぜその意見に至ったか?を聞き出す。 - 「解決したい本質(判断軸)」を見つける。
→ BBQ大会も、飲み会も「会話ができる場」が共通点かも? - その軸を満たす“新しい案”を一緒に考える。
→ 具体的な選択肢を再構築する。 - 判断軸に照らして客観評価する。
→ 点数付けや優先度評価など、合意形成の工夫をしましょう。
白か黒かじゃなく、“抽象と具体”を行き来する
「意見A vs 意見B」ではなく、その奥にある価値や目的を、いったん抽象化する。
そしてそこから、両方の軸を満たす第三の案を具体化していく。
このプロセスは、思考力と合意形成力の両方を育てます。
でもそれって、難しいよね?
はい、簡単ではありません。
関係性、空気、心理的安全性…すべてが影響します。
だからこそ、まずはこんな一言から始めてみましょう:
「今日は、この時間を“良い会話”に変える時間にしてみませんか?」
軽めのテーマで一度練習してから本題に入るのもおすすめです。
まとめ:対立は“学びの入り口”になる
- 対立=悪ではない
- 対話の型を知れば、合意形成はもっとスムーズに
- 判断軸を共有すれば、チームの力は倍増する
意見の違いが出るのは、チームが多様である証拠。
その違いを力に変える鍵が、「協調的対話」なのです。